瀬戸市よりiPod classicの修理でご来店いただきました。

こちらのiPod classicは第4世代のカラーディスプレイのタイプです。

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iPod classic 第4世代です

症状は充電ができないのと、起動しても「Sad iPod」が表示されてしまい操作ができないとのことでした。

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起動はするものの・・・

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これが「Sad iPod」です
出典:Apple https://support.apple.com/ja-jp/TS1373

かわいいマークですが、これが表示されるとかなり深刻です。記録媒体のHDD(ハードディスク)かメイン基板が損傷していることを表しています。
お客様のご希望はとりあえずiPodに入っている音楽データだけでも復活させたいとのことでしたので、早速作業させていただきました。

パソコンでもよく使われているHDDはデスクトップで3.5インチ、ノートパソコンでは2.5インチという大きさが一般的ですが、iPod classic 第4世代のHDDはそれよりも小さい1.8インチ(名刺のサイズくらい)となっています。

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iPod classicの内部です。中身のほとんどをHDDが占めています

慎重に開腹すると1.8インチHDDが現れます。これをさらに慎重に取り外し、特殊な機械で読み取ります。
幸運なことにHDD自体には損傷がなく、無事に全データを抽出することができました!

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無事にファイル抽出できました!

なお、iPodの音楽データ抽出する際のファイル名は「アーティスト名+アルバム名+トラック番号+曲名」となります。アーティスト名やアルバム名ごとのフォルダ分けはされませんのでご了承ください。(フォルダ分けをご希望される方は100曲1,500円にて承ります。詳細はお問い合わせください。)


チームベラミワークス webサイト
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